​本来人間は自然環境の中で、自然が作り出す「水」を使って生活してきました。特に日本の場合、山が多く、山に降った雨は森や岩や土壌といった自然のろ過作用によって、栄養分が高く、安全でおいしい水が作られ、私たちの生活を支えてくれて来たことはご承知の通りです。

　しかし、文明が進むにつれて、開発による自然環境の悪化により、自然濾過というフィルター機能が十二分に働かなくなり、自然界の水に様々な有害物質が混入するようになりました。

​　わが国では浄水場において、溜まった河川の水を浄水処理をして、家庭への送水管を経由して飲料水、生活水として供給されていますが、浄水場で大量の塩素を使って殺菌、消毒を行うため水道水には残留塩素やその化合物はもとより、浄水場の処理では抹消或いは減少できない農薬成分、鉛、トリハロメタン等の有害化学物質が残ってしまいます。水道水がまずく、其の為､多くの人がミネラルウオーターを買ったり、各種の家庭用浄水装置、電解装置を備えることになります。